どんこ汁・たら汁
どんこ汁・たら汁
岩手県食の匠:佐々木典子(平成8年度認定)
三陸沿岸で獲れる「どんこ」(エゾイソアイナメ)は、脂肪分が多くなる冬が旬で、味噌汁や鍋物として好まれている魚です。陰暦10月20日の恵比寿講には、尾頭つきのどんこ汁を神前に供え豊漁を祈願しました。白身で淡泊な味は産後の肥立ちに良いとされ、体力回復の料理としても食べられきました。
材料(4人分)
-
どんこ
大根
人参
豆腐
じゃがいも
ねぎ
ごぼう
味噌
-
2尾
80g
60g
1丁
2個
1本
少々
適量
作り方
1 大根・人参はいちょう切り、ごぼうは大きめのささがきにし、じゃがいもは薄めに切る。豆腐は大きめの角切り、ねぎは斜め切りにしておく。
2 どんこは薄い塩水(分量外)で洗ってぬめりを取る。このときにウロコのほとんどは取れるが、ウロコが残っていれば取り除く。腹を割いて内臓を取り出し、ぶつ切りにして塩少々(分量外)をふっておく。新鮮などんこを使う場合には、肝臓も捨てないで取っておく。
3 野菜類を煮る。野菜類が七分どおり煮えたら、どんこのぶつ切りと肝臓をいれて静かに煮込む。
4 豆腐を加える。
5 味噌を入れて味を整え、ねぎを加えてできあがり。
料理のポイント
1 たらでも同様につくるが、頭は入れない。現在はどんこも頭を入れないでつくることが多い。
2 身が崩れやすいので煮すぎないこと。
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