なべやき

ページ番号2004438  更新日 令和7年2月13日

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岩手県食の匠:遠藤美喜子(令和2年度認定)

なべやき

 「なべやき」は、水で溶いた小麦粉を鉄鍋で焼いて作ったことから、その名がついたと言われています。余りご飯を美味しく食べるために作られたなべやきは、食べ物を無駄にせず食するという考えを重んじる気仙地方ならではの郷土料理です。ご飯を入れたなべやきは食べ応えがあり、小腹を満たすおやつとして多くの家庭で作られました。玉砂糖を入れた「なべやき」は、気仙地方では最も馴染み深い味として定着しています。

材料(8人分)

小麦粉(薄力粉)

ベーキングパウダー

冷めたご飯

玉砂糖

むきくるみ

塩  

サラダ油

300g

小さじ1/4

300g

150g

30g

小さじ1/2

300ml

大さじ2

作り方

1 むきくるみを1cm弱くらいの大きさになるまで包丁で粗く刻む。

2 ボウルに小麦粉、玉砂糖、冷めたご飯、くるみ、塩、ベーキングパウダーを加える。

3 水を加え、ご飯粒が材料と均一に馴染むまで、泡だて器で混ぜ合わせる。玉砂糖の粒が残る程度にする。

4 中火で熱したフライパン(直径28cm)にサラダ油をひき、生地を一気に流し入れ、蓋をして5分ほど蒸し焼きにする。焦げないように焼き具合を見ながら弱火にする。

5 生地の表面がフツフツと穴が開き、生地の縁が焼けて茶色に変わり固くなってきたら、フライ返しでひっくり返し、中火にして蓋を外して約5分焼く。焦げないように焼き具合を見ながら弱火にする。

6 玉砂糖の粒が溶け出し、香ばしく焼き上げたら完成。

7 皿に移して8等分に切り分ける。

料理ポイント

1 ご飯の一粒一粒が生地と馴染むように混ぜ合わせることで、焼き上げた時に生地とご飯が一体化し、しっとりとした軟らかい食感に仕上がる。また、小麦粉のみで作るよりも、軟らかさが保ちやすい。

2 ご飯の軟らかさによって、水加減を調整する。

3 材料が全体的に混ざり合っても、玉砂糖の粒は溶けにくく、最後に残る。この玉砂糖の粒をあえて残しておくと、焼き上げた時に溶けて美味しくなる。

4 水の代わりに牛乳を使うと、なめらかな味になる。

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