小豆ばっとう
岩手県食の匠:松田ひろ子(平成22年度認定)
小豆ばっとうは、盆の七日日に「七回水浴びをし、七回はっとうを食べる」と言われ、農作業の小昼や行事食として食べられました。
材料(5人分)
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小豆
ザラメ
塩
小麦粉(ナンブコムギ)
ぬるま湯(約55℃)
-
150g
120g
少々
150g
50~60cc
注)粉の状態によって水分量を加減する。
作り方
1 小豆は水洗いし、鍋に入れ、水から煮る。少し煮立ったら水を捨て、水洗いし、アクを取る。
2 再度、小豆の3倍の水を入れ煮立たせ、静かに軟らかくなるまで煮る(圧力釜で煮ても良い)。
3 軟らかく煮えたら、水200ccを入れ煮立たせる。分量のザラメと塩を入れる。
4 小麦粉をボウルに入れ、ちょっと熱め(55℃ぐらい)の湯を少しずつ加減を見ながら入れ、耳たぶ程度の固さにこねる。
5 ラップに包み30分ぐらい寝かせておく。
6 延し板に打ち粉をふり、めん棒で3mmくらいの厚さに伸ばす。
7 長さ8cm、幅8mmに切る(その際、打ち粉を使ってくっつかないようにする)。
8 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、沸騰させ「7」を入れ、浮き上がったら1~2分おき、水に取り洗う。
9 「3」に入れて、ひと煮立ちさせて出来上がり。
料理のポイント
1 はっとうは、小豆汁のなかに直接入れ煮る方法もある。その場合、汁にとろみが出る。別に茹でた場合はさらりとした食感となる。
2 こねるときの湯は少しずつ入れる。
3 コシを出したいときは、水分を少なくし、よくこねる。
4 寝かし過ぎると軟らかくなるので注意する。
5 茹で上がったら、水でよく洗うことで歯ざわりが良くなる。
添付ファイル
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