きみまんじゅう
岩手県食の匠:佐藤紀子(平成21年度認定)
以前は「十六まんじゅう」として、旧暦の3月16日と9月16日に、農神様にお供えしたり、晴れの日のご馳走でした。今では、おやつとして作られています。この「きみまんじゅう」は、ふわっと柔らかいのが特徴で、あんも胃もたれしないさわやかな甘さです。
材料(20個分)
-
たかきび粉
もち米粉
熱湯
砂糖
粒あん
片栗粉(手粉)
-
450g
50g
500cc
100g
750g(小豆300g、砂糖300g、塩4g)
300g
作り方
〔生地〕
1 分量の砂糖から大さじ2杯の砂糖を取り分け、「5」で使用するシロップを作って冷ましておく。
2 たかきび粉ともち米粉を混ぜてふるいにかける。
3 粉を熱湯で粉っぽくなくなる程度までよくこねる。こねる時、熱いので水を手に付けながら行う。
4 「3」を、5つに均等に分けて平らに丸め、たっぷりのお湯で、茹でる。ゆで時間の目安は、浮きあがってから2分程度。
5 茹で上がったものをボウルに取り熱いうちに、砂糖を加えてこねる。こねる時、「1」を手水に使う。
6 作業台に片栗粉を薄く広げてその上に「5」を置き、少しさました後、20個に分け、あんを入れて丸める。
〔粒あん〕
1 小豆を洗って鍋に水1Lを入れて火にかける。沸騰したら水を500cc加えて10分煮る
2 「1」がおわったら、煮汁を捨て、小豆を流水でサッと洗う。再度水を1.5L入れて火にかける。途中、水が足りなくなったら加え、小豆が指でつぶれるくらいまで煮る。
3 煮えたら火を止め、砂糖を加えてヘラでかき混ぜる。
4 「3」を再度火にかけ焦げないようにヘラでかき混ぜながら中火で煮詰める。ヘラにすくって落ちない程度まで水分が減ったら塩を加え、よくかき混ぜてから火を止める。
料理のポイント
1 茹で上げた後は、熱いうちに砂糖を加える。
2 こねるときは、熱いのでへらやすりこぎなどを使うとよい。また、こねているうちに手につくので、シロップを手に付けながらこねるとよい。
3 丸める前に、寝かせることで、冷めて扱いやすくなる。
4 皮に砂糖が入っているので冷めても固くなりにくい。冷凍保存もできる。
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