山本トワ 『煮しめ』

ページ番号2011592  更新日 令和7年4月23日

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料理の紹介

手作りの焼豆腐をたくさん使った郷土料理です。
端午の節句や、正月には必ずつくりました。地域の集まりなど人が大勢集まる時にもつくります。

材料(5人分)

  • 焼豆腐 2枚
  • にんじん 中1本
  • ごぼう 小半分
  • しいたけ 4枚
  • ふき(塩蔵) 500グラム
  • わらび(塩蔵) 500グラム
  • こんにゃく 2分の1枚
  • ちくわ 1本
  • さつまあげ 2枚
  • 煮干し 20尾
  • 身欠きにしん 2本
  • だし昆布(結) 結5本
  • 濃口しょうゆ 大さじ1
  • みりん 大さじ1
  • 酒 大さじ1

作り方

1. わらび、ふきは塩出しをして、5センチから6センチに切る。

2. にんじん、ごぼうは乱切り、ごぼうは水にさらしてアク抜きをする。

3. 昆布はよく洗い、結んでおく。

4. ちくわ、さつまあげは、斜め切りにする。

5. 鍋に、煮干しと5センチに切った身欠きにしん、昆布でだし汁を作る。だし汁にごぼうを入れて煮る。

6. 沸騰したら、残りの野菜、焼豆腐を入れ、しょうゆで味付けをし、そのあとちくわとさつまあげを入れる。

7. 弱火でコトコト40分位煮る。

8. 仕上げに酒、みりん等で味付けし、15分位煮る。

料理・技術のポイント

  • 豆腐を焼いてから使うと型くずれしない。
  • ふきとわらびは、あらかじめ塩抜きしておく。
  • 長く煮ると、味がくどくなるので、野菜が柔らかくなったら、火をとめて30分位煮汁にいれたまま置く。

豆知識

県北部では祝儀、不祝儀を問わず、人が集まる場合には煮しめをつくるならわしがあった。

行事や家族の好み、季節によって材料をかえ、いろどりや切り方、材料の香りなどの特徴を生かした煮しめがつくられた。

(平成10年認定)

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