長瀬晶子 『串もち』

ページ番号2011590  更新日 令和7年4月23日

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長瀬晶子 『串もち』

料理の紹介

 竹串や割りばしなどに小麦粉のもちを刺し、味噌だれをつけて焼いたもち料理。炭火にかざして焼く風景は、なかなか見られなくなったが、県北農家の代表的な間食である。

 軽米町では、毎月2のつく日に市が立ち、串もちは必ず出店されるほど身近な郷土料理である。形はさまざまだが直径10cm程度の扁平で丸いものが多い。味噌だれをつけながら炭火で両面に焦げめがつくまで焼いて食べる。生地のねり方ひとつで味が変わり、食感もタレの味も人によって異なる。

材料(10枚分)

【味噌だれ】

  • 味噌 80g
  • 砂糖 40g
  • 酒 大さじ2
  • みりん 小さじ2

【生地】

  • 小麦粉 400g(ほか手粉等 100g)
  • 熱湯 500cc
  • 塩 小さじ1

【くし】

  • 割りばし 10本

【炭】

  • 木炭(ナラの木) 10本程度

作り方

【事前準備】

  • 味噌だれ 最初に味噌、砂糖を混ぜ合わせ、酒、みりんの順に混ぜる。

【作り方】

1 小麦粉400gに塩小さじ1を混ぜてふるいにかける。

2 ふるいにかけた小麦粉に熱湯を少しずつ加えて、しゃもじでかき混ぜる。

3 ある程度まとまってきたら手全体を使って、耳たぶくらいの軟らかさになるまで50回程度こねる(必要に応じて小麦粉を加え、固さを調整する)。

4 はかりを使って90gずつ分ける。

5 小麦粉をつけながら、しわを中に入れるようにして厚さ1.5cm程度の丸型に形成し、串をさす部分を指でくぼませる。

料理のポイント

  • 味噌だれを作る際には、ダマにならないようよく混ぜることがポイント。
  • 串もちは味噌味の他、味噌だれにじゅうね(エゴマ)を入れたじゅうね味、くるみを入れたくるみ味のものも作られる。
  • 生地は、耳たぶくらいの固さを目安にこねる。
  • 手のひら全体を使って扁平な形にしながら、しわを内側に入れ、表面がなめらかになるように形成する。
  • フライパンで作る場合は、油を入れて焦げ目がつく程度(片面5分)まで熱を通す。ホットプレート等でも代用が可能であり、家庭にあるもので手軽に作ることができる。

(令和4年認定)

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