《盛岡》「シカ被害防止に向けた現地見学会」が開催されました

ページ番号2010357  更新日 令和5年11月29日

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 11月17日、盛岡市玉山の牧草地において、県庁農業振興課主催の「野生獣被害防止に向けた現地見学会」が開催されました。玉山地域の牧草地ではシカの食害が深刻となっており、盛岡広域鳥獣被害対策連絡会の取組として盛岡農業改良普及センターが検証中の新たな対策について情報提供しました。

 これまで電気柵での対策を主に検討してきましたが、広大な牧草地では漏電防止のための下草管理や設置・撤収作業に時間がかかることや、積雪のため電気柵を稼働させられない期間にも食害が発生していることが課題でした。そこで、設置後の管理が大幅に削減されることが期待でき、シカが奥行を認識して、侵入を防げる可能性のあるワイヤーメッシュを利用した立体柵の活用を考えました。

 当日は、専門家や県関係者等23名が参加し、立体柵を興味津々に観察していました。参加者からは設置後の管理の方法等が質問され、専門家からは「シカが奥行を認識することで危険を冒してまでは飛び越えないのではないか」との意見が出ました。

 普及センターでは、今後、シカの侵入程度や立体柵の強度等を調査していく予定です。

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中森技術主幹兼経営指導課長の説明を熱心に聞く参加者

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設置した高さ1m×奥行1mのワイヤーメッシュ立体柵

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