(注意喚起)重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について
重症熱性血小板減少症候群(severe fever with thrombocytopenia syndrome: SFTS)は、SFTSウイルスに感染することによって引き起こされる病気です。
国内では、平成25年1月に患者(平成24年秋に死亡)が初めて確認され、昨年1年間に西日本を中心に40名の患者が報告されています。
今回、国立感染症研究所等の調査において、岩手県内に生息するマダニからSFTSウイルス遺伝子が検出されたことが発表されました。
SFTSは、SFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染し、主な症状は発熱と消化器症状で、重症化し、死亡することもあります。
SFTSの予防対策について
SFTSにかからないためには、マダニに咬まれないようにすることが重要です。特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに咬まれる危険性が高まります。
草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、または登山用スパッツを着用する)足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくすることが大事です。服は、明るい色のもの(マダニを目視で確認しやすい)がお薦めです。
DEET(ディート)という成分を含む虫除け剤の中には服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があると言われています。
また、屋外活動後は入浴し、マダニに刺されていないか確認して下さい。特に、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などがポイントです。
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