肥料高騰ニモマケズ、プラスチックニモマケズ、夏ノ暑サニモマケヌ米作り

ページ番号2011798  更新日 令和7年6月4日

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 土壌肥料研究室では、肥料価格の高騰や肥料の脱プラスチックのニーズに対応するため、新たな施肥技術の開発に取り組んでいます。このうち、水稲で減肥と脱プラスチックを同時に実現すると期待される「ペースト側条二段施肥」の試験状況を紹介します。

 過去2年間の試験では、ペースト側条二段施肥は、緩効性肥料の全層施肥と比べて窒素ベースで施肥量を10%減じても概ね同等の収量が得られました。一方で、極端な高温条件下では生育後半の肥料が不足するおそれがあることが確認されています。これを受けて、本年度は生育後半に重点を置いた配分(生育後半に利用される下段の施肥量を増やした配分)を加えた試験を実施しています。

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ペースト肥料の二段施肥ノズル 
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側条二段施肥機付き田植えの様子

 

 

 

 

 

 

 

 

過去の「らぼ・れたあ」

 

(生産環境研究部 土壌肥料研究室 技師 小原悠輔)

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