2019年岩手県内の水稲刈取状況〔9月30日現在概況速報〕
県内各農業改良普及センターでは、9月30日現在の水稲の刈取状況について一斉調査を実施しました。調査の結果及び管理のポイントは以下のとおりです。
【調査結果】
- 9月30日現在、県全体で39%の水田で刈取りが終了しており、平年と比較して6ポイント早い進捗である。刈取始期(10%)は9月23日頃と推定され、平年より2日早い。
- 地帯別には、北上川上流が33%、北上川下流42%、東部51%、北部29%となっており、北上川上流・北部は平年並の進捗である。
3 管理のポイント
- 本年は登熟前半の高温の影響により、胴割粒・白未熟粒の発生が多いと予想される。県内の水稲は大半が成熟期に達しており、刈遅れは着色粒・胴割粒、白未熟粒の混入率が高まりやすくなるので、速やかに刈取りを行うこと。
- 倒伏した圃場では、作業速度を遅くし、刈分けにより品質確保に努めること。
- 収穫時期は日没が早まるので、計画的に作業をすすめ、農作業安全に心がけること。
- 籾の乾燥は二段乾燥を心がけ、玄米水分15%以下に仕上げること。
- 自然乾燥では、乾燥期間は2週間以内とし、乾燥が不十分な時は乾燥機で仕上げること。
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