農作物技術情報 第9号(平成30年11月29日発行)

ページ番号2001817  更新日 平成30年11月29日

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畑作物

小麦:好天に恵まれ、生育は順調で、越冬前の生育量は十分に確保されている。雪腐病の発生量は「やや多」と予想されているので、雪腐病の常発地帯では、雪腐病防除を根雪前に行う。越冬後の融雪対策のため排水路の点検を行い、整備しておく。

野菜

寒締めほうれんそう:ハウスを開閉して生育を調節し、寒締め後は葉柄のBrix糖度8%以上であることを確認して収穫する。
促成アスパラガス:萌芽開始後の温度・かん水管理を適切に行い、収量を確保する。
冬春どり葉根菜類:厳寒期の生育促進と凍害防止のため、被覆資材を利用して保温する。病害対策として日中の換気等を実施し、湿度を下げる管理を行う。
雪害対策:事前対策として、ビニール等被覆資材の補修やハウスの補強を行う。積雪中は、ハウス側面の除雪を行うとともに、施設内の温度を高めて積雪の自然落下を促進する。

花き

りんどう:促成・半促成栽培用ハウスは、事前に部材や被覆ビニールの損傷等を点検・補修する。
小ぎく:極端な低温では凍寒害を生じるおそれがあるので、低温が予想される場合は不織布のべたがけなどで対策を講じる。
雪害対策:降雪が続く場合は早めに除雪を行う。とくにハウス側面は雪の重みによる影響を受けやすいので、こまめに除雪する。

果樹

りんご:「ふじ」等の晩生種は、収穫時に硬度が低い傾向があったため、貯蔵後販売する際は果肉の状態を随時確認し、注意して販売する。
果樹全般:ネズミ、ニホンジカなどの獣害対策、若樹の凍寒害・雪害対策に努める。

畜産

牧草・飼料作物:日頃から作物の生育をよく観察し、土壌分析を実施して土の状態を確認する。土壌診断結果に基づき、肥料が牧草や飼料作物に効率良く効くように、pH矯正等を検討する。

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このページに関するお問い合わせ

農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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