農作物技術情報 号外 水稲(障害不稔防止対策)(平成28年7月12日発行)

ページ番号2001861  更新日 平成28年7月12日

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県全域に低温予報、深水管理の徹底を!

  • 異常天候早期警戒情報(7月11日 仙台管区気象台 発表):7月19日頃からの1週間程度は気温がかなり低い(7日平均地域平年差−3.2℃以下)と予想されます。
  • 県内の水稲は現在、各地で低温に弱い幼穂形成期を迎え、これから低温に最も弱い減数分裂期を迎えます。障害不稔の発生を防止するため、深水管理を実施して低温から幼穂を保護してください。

中干しを実施しているところは直ちに、入水の準備を始めてください。
幼穂形成期から減数分裂期までは、幼穂を低温から保護することにより、小胞子(花粉のもと)の分化が促進され、障害不稔を防止または軽減できます。

  • 幼穂形成期前後は徐々に水温を上げる

   4〜6cmの深水で管理し、減数分裂期に向けて10cmの水深にしてください。

  • 減数分裂期前後は深水管理を実施する

   低温が予想される場合は、10cm以上の水深を確保してください。
   17℃以下の低温が予想される場合は、15cm以上の深水としてください。

  • 水温の上昇を図るため、早朝にかんがいすることとし、日中は止水としてください。
  • 畦畔からの漏水がないよう、点検・補修してください。
  • 深水管理には大量の用水を必要とします。土地改良区等と連携の上、公平かつ有効な用水の配分が出来るよう、計画的に地域で取り組むようにしてください。

表1

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農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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