農作物技術情報 第2号(平成28年4月27日発行)

ページ番号2001854  更新日 平成28年4月27日

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水稲

生育状況:播種作業は終盤を迎えている。苗の生育は平年よりやや早い。
技術対策
育苗管理:こまめな温度・水管理に努める。特に低温時の苗立枯れ、高温時の細菌病発生に注意。イネばか苗病が発生した場合には、籾ごと苗を抜き取り、本田に持ち込まないように努める。
田植え:天候のよい日を選んで田植えを行う。活着促進のため、こまめな水管理に努める。
雑草防除:除草剤は雑草の種類や使用時期に応じて選択。田面を露出させない水管理を行う。
葉いもち予防:稲わら・籾がらは育苗施設付近に置かない。取置苗は土中埋没等で直ちに処分する。

畑作物

生育状況:融雪が早く越冬後の生育は概ね良好。越冬後の気温が高く経過しており、平年より1週間程度生育が早まっている。縞萎縮病の発生は平年より多め。
技術対策:
小麦:圃場の排水口や明渠の点検補修を行う。
減数分裂期以降の追肥は、品種・用途、地力を考慮し、生育量に応じて行う。
生育ステージを確認し防除時期を見極める。赤かび病の防除は、開花始期〜盛期に必ず行う。
大豆:圃場の選定を吟味する。排水対策は圃場の乾いている時期に余裕を持って施工する。

野菜

生育状況:強風により施設のフィルム破損が発生したが、施設果菜類の生育及び苗の生育への影響は少ない。雨よけほうれんそうでは応急的な雨よけ対策を実施中。葉菜類の生育は概ね順調。
施設果菜:天候に応じて朝晩は保温資材・補助暖房を活用して保温を行うほか、日中は高温になりすぎないよう換気に努める。潅水の必要がある場合、日中の温度が高いうちに行い適湿を保つ。
露地きゅうり:圃場の土壌pHを適正にするとともに、排水対策などの圃場準備を進める。
露地葉菜類:育苗の温度管理等を徹底し、定植後はべたがけ資材で植え傷みや凍霜害を回避する。
雨よけほうれんそう:播種時の潅水を十分行い、生育ムラを回避する。ホウレンソウケナガコナダニの防除対策を徹底する。

花き

生育状況:露地りんどうの生育は、全県的に平年より進んでいる。
技術対策:りんどう:株仕立て、施肥等の作業が遅れないようにする。
小ぎく:育苗期間中の温度管理には十分注意する。定植後も状況に応じた温度管理、水管理に努める。

果樹

生育状況:りんごの生育は平年に比べて、発芽で4〜11日、展葉は4〜10日進んでいる。県南部を中心に蕾が膨らんでいる。
凍霜害対策 りんご、おうとう、ぶどう等:気象情報に注意し、事前の対策を徹底する。
技術対策 りんご:小玉化及び隔年結果防止のため、早期適正着果に努める。
ぶどう:安定的な結実を図るため、芽かき作業等の管理に努める。

畜産

技術対策
牧草地:除草剤散布の場合、新播草地と維持草地の薬剤量の違いに注意し、適切に使用する。
飼料用トウモロコシ:適切な品種選定と施肥を行い、播種時の栽植本数を守り、雑草防除に努める。

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農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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