農作物技術情報 第7号(平成27年9月30日発行)

ページ番号2001898  更新日 平成27年9月30日

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水稲

  • 刈り遅れは品質低下の原因となるので、早めに収穫作業を行う。
  • 倒伏した圃場では、作業速度を遅くし、刈り分けにより品質確保に努める。
  • 日没が早まる時期なので、作業は計画的にすすめ、安全な農作業を心掛ける。

畑作物

【大豆】:葉の黄化・落葉が始まってきている。適期に収穫できるよう、圃場乾燥の促進や雑草の抜き取りなどの準備をすすめること。収穫前に連作圃場等ではシストセンチュウの発生がないか確認を行う。倒伏している圃場が散見されるので、刈高さの調整および収穫作業はていねいに行う。
【小麦】:小麦の播種適期となっている。適期を逃さず確実に作業を行い、生育量の確保に努める。

野菜

【生育状況】:施設果菜類、露地果菜類ともに、全般に低温の影響等により草勢が低下しており、障害果の発生が見られる。雨よけほうれんそう、キャベツ、レタスは気温低下により生育は緩慢に推移している。ねぎは順調な生育となっている。各品目とも病害虫の発生が見られる。
【技術対策】
全般:台風対策を万全に。
雨よけトマト・雨よけピーマン:今後も気象経過に応じたハウスの適切な温湿度管理で草勢維持に努めるとともに、障害果の発生防止対策を行う。灰色かび病等の病害の予防や害虫防除を徹底する。
露地きゅうり:草勢維持を重点に、採光性を考慮した摘葉、不良果の早め摘果等を行う。
病害虫防除は褐斑病、炭そ病、べと病を重点に行うほか、次年度へ向けた準備として資材消毒などを行うほか、キュウリホモプシス根腐病の次年度対策のために、残さ診断を積極的に行う。
雨よけほうれんそう:年内収穫用にもう1作播種し、温度管理とべと病、アブラムシ類、ホウレンソウケナガコナダニ、シロオビノメイガ等の病害虫防除を徹底する。寒締め栽培では、品種の特性に合わせ遅れないように播種し、温度管理と病害虫防除を徹底する。
露地葉菜類:ねぎは計画的な土寄せと適期に防除を行う。キャベツ、レタスは適期収穫に努め、使い終わったマルチや病害で収穫しなかった株は適切に処理する。促成アスパラガスは5℃以下の低温遭遇時間を参考にしながら堀り上げを行う。

花き

【りんどう】:花腐菌核病の防除、選別を徹底し、良品出荷に努める。翌年の病害虫の伝染源を減らすため、残さ処理等の収穫後の管理を行う。
【小ぎく】:病害虫防除、選別を徹底し、良品出荷に努める。来年の栽培に向け品種構成を考慮し、親株の伏せ込みを実施。伏せ込みには健全な親株の使用を徹底する。

果樹

【生育状況】:りんごの果実生育は、概ね平年並。中生種の果実品質は、硬度、デンプン指数は平年より低く、糖度は平年より高めとなっている。
【りんご】:台風対策を実施する。中生品種は熟期が早まることが予想されるため、適期収穫とすぐりもぎを徹底する。ふじは着色管理と併せて、つる割れ果の確認を行う。

畜産

【牧草】:維持草地では、刈取り危険帯の時期を避け、刈取りを行う。
【電気牧柵】:次年度設置作業の省力化を考えて撤収作業を行う。

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農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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