農作物技術情報 号外 水稲適期刈取(平成27年9月17日発行)

ページ番号2001896  更新日 平成27年9月17日

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県南部では収穫作業が始まり、今後、県内全域で刈取りが本格化すると見込まれます。
東北地方の1ヶ月予報(仙台管区気象台9月17日発表)によると、期間の前半を中心に気圧の谷の影響を受けやすく、向こう1か月の降水量は平年並か多く、日照時間は平年並か少ない見込みです。気温はほぼ平年並の見込みです。
秋雨や倒伏による高湿度条件に加えて、気温が高く推移すると穂発芽の発生する恐れがあります。
刈遅れは品質低下の原因となりますので、適期に収穫しましょう。
また、倒伏が見られる圃場では、刈分けにより品質確保に努めましょう。

(1)適期刈取の励行

登熟初期は高温多照で経過しましたが、8月第3半旬以降、低温寡照で経過したことから登熟はやや緩慢となりました。
刈始めの目安となる日平均積算気温950℃には多くの圃場で達しています(表1,9/15現在)。刈遅れは、着色粒・胴割粒等など品質低下の原因となりますので、品質低下させないよう計画的に収穫作業を行いましょう。

(2)刈取適期の判断

籾の黄化割合を良く観察しましょう!

図1

(3)倒伏が見られる場合

台風や大雨等により倒伏した場合は刈分けを行い、土が付着した籾や青未熟粒等の混入を避けましょう。
表1 各地域の出穂期と日平均積算気温950℃到達日の予測(9/15現在)

表1

注意!
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