農作物技術情報 第2号(平成27年4月30日発行)

ページ番号2001880  更新日 平成27年4月30日

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水稲

生育状況:播種作業は終盤を迎えている。苗の生育は平年並み。

技術対策

  • 育苗管理: 高温傾向が続いているので、こまめな温度・水管理に努める。特に低温時の苗立枯れ、高温時の細菌病発生に注意。
  • 田植え:天候のよい日を選んで田植えを行う。活着促進のため、こまめな水管理に努める。
  • 雑草防除:除草剤は雑草の種類や使用時期に応じて選択。田面を露出させない水管理を行う。
  • 葉いもち予防:稲わら・籾がらは育苗施設付近に置かない。取置苗は土中埋没等で直ちに処分する。

畑作物

生育状況:融雪が早く越冬後の生育は概ね良好。4月中旬前後は湿害や日照不足でやや生育が停滞したが、4月下旬以降の高温により播種が早い圃場や県南部を中心にかなり生育が早まっている。

技術対策:
小麦:圃場の排水口や明渠の点検補修を行う。
   減数分裂期以降の追肥は、品種、地力を考慮し、生育量に応じて行う。
   生育ステージを確認し防除時期を見極める。赤かび病の防除は、開花始期〜盛期に必ず行う。
大豆:圃場の選定を吟味する。

野菜

生育状況:施設果菜類の生育は概ね順調であり、露地果菜類の苗は生育がやや進んでいる。露地葉菜類の生育は概ね順調の生育は概ね順調だが、一部でホウレンソウケナガコナダニの発生が見られ始めている。

施設果菜:天候に応じて朝晩は保温資材・補助暖房を活用して保温を行うほか、日中は高温になりすぎないよう換気に努める。潅水の必要がある場合、日中の温度が高いうちに行い適湿を保つ。

露地きゅうり:圃場の土壌pHを適正にするとともに、根がしっかり張ることのできる圃場準備を進める。

露地葉菜類:育苗の温度管理等を徹底し、定植後はべたがけ資材で低温、降霜、強風の被害を防ぐ。

雨よけほうれんそう:準備ができた圃場から順次播種を行う。圃場の水分不足に注意。ホウレンソウケナガコナダニの防除対策を徹底する。

花き

生育状況露地りんどうの生育は、全県的に平年より進んでいる。

技術対策りんどう:株仕立て、施肥等の作業が遅れないようにする。

小ぎく:育苗期間中の温度管理には十分注意する。定植後も状況に応じた温度管理、水管理に努める。

果樹

生育状況:りんごの生育は平年に比べて、発芽で7〜13日、展葉は3〜13日進んでいる。一部、地域・品種で開花している。

凍霜害対策 りんご、おうとう、ぶどう等:気象情報に注意し、事前の対策を徹底する。

技術対策 りんご:小玉化及び隔年結果防止のため、早期適正着果に努める。

ぶどう:安定的な結実を図るため、芽かき作業等の管理に努める。

畜産

技術対策

牧草地:雑草防除に努めるが、除草剤散布の場合、新播草地と維持草地の薬剤量の違いに注意する。

飼料用トウモロコシ:適切な品種選定と施肥を行い、播種時の栽植本数を守り、雑草防除に努める。

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農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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