農作物技術情報 第8号(平成25年10月31日発行)

ページ番号2001953  更新日 平成25年10月31日

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畑作物

《大豆》:多くの圃場で成熟期を迎えているので、早めの収穫を心がける。
《小麦》:土壌処理除草剤を散布していない圃場は、小麦の生育・雑草の発生状況に応じて茎葉処理除草剤を遅れずに散布する。適期に麦踏みを行い、凍上害や倒伏を回避する。越冬後の融雪対策として、排水路の点検、整備を。

野菜

《跡地管理と施肥管理》:栽培終了後は作物残さを適切に処分し、病害虫発生源を排除すること。土壌改良目標値を満たした圃場では、補給型施肥基準を適用するとともに、土壌診断により養分の過剰が明らかな場合は、減肥基準に基づき適正な施肥管理に努めること。
《施設野菜》:これから冬期間にかけて栽培管理が必要となる施設野菜では、省エネルギー対策を図るとともに、作目の特性をふまえ、生育ステージに併せた適正な温度管理を実施すること。
《露地きゅうり》:今年の萎れ発生の要因をしっかり特定するとともに、翌年の栽培に向けて岩手県におけるキュウリホモプシス根腐病総合対策の実践を。
《寒締めほうれんそう》:ハウスを開閉して生育を調節し、葉柄のbrix糖度8%以上を確認してから出荷すること。
《促成アスパラガス》:低温遭遇時間を考慮して適期に掘り取り、収量を確保すること。

花き

《りんどう》:翌年の病害虫発生を抑えるため残さ処理等収穫後の管理を徹底し、また、計画的な株更新を行い、来年の新植圃場は年内に準備を。
《小ぎく》:来年の品種構成を考慮し、必要な親株を確保するとともに、親株の伏せ込みを遅れず実施する。

果樹

《生育状況》:りんご(ふじ)の果実生育は開花の遅れや6月の干魃、それ以降の長雨、日照不足など厳しい気象条件ながら概ね平年並みまで回復した。一方、果実品質は、硬度は平年並みであるが、デンプン指数は平年より高め、糖度、蜜入りは低めであり、開花が遅れた影響を受けている。
《りんご》:晩生品種は食味を重視し、適期収穫に努める。

畜産

《子牛》:防寒対策の準備をし、増体の維持を図るとともに、呼吸器疾病の発生防止を。

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農作物技術情報の本年度定期発行は今号で終了となります。

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