農作物技術情報 第4号(平成25年6月27日発行)

ページ番号2001935  更新日 平成25年6月27日

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水稲

《生育状況》:水稲生育は水稲生育は平年より3日程度進んでおり、良好に経過している。
《技術対策》:目標茎数に達していない圃場は浅水管理を続ける。既に目標茎数を確保した圃場はすみやかに中干しを行うが、本年は用水量が全般に不足している地域が多いので、ひび割れを生じるほどの強い中干しを行わず、中干し終了後の用水確保に努める。幼穂形成期頃から徐々に深水管理を開始する。

畑作物

《生育状況》:【小麦】成熟期は概ね平年並みで、刈取間近。【大豆】生育は順調。
《小麦》:子実水分を確認し、適期刈り取りに努める。また、倒伏圃場や品質に問題があるものは刈り分けし、良質な小麦に混入しないよう注意する。
《大豆》:中耕は初期除草剤(土壌処理剤)の効果がなくなり、雑草が発生し始めてから実施。培土は倒伏防止や、根系への酸素供給などに効果がある。培土の高さは収穫に支障を来さないよう一定に。

野菜

《生育状況》:施設果菜類の生育は概ね順調だが、一部で着果負担による草勢低下が見られている。露地果菜類はほぼ定植が終了し、生育は回復傾向。雨よけほうれんそうは高温や乾燥の影響により生育停滞等が見られる。レタス・キャベツは少雨の影響により1週間程度生育が遅れ、ねぎも少雨の影響で生育が遅れている。
《果菜類》
【雨よけトマト】【雨よけピーマン】生育のバランスを保つため適切なかん水、施肥に努める。灰色かび病等の発生がみられるので、換気を心がける。
【露地きゅうり】生育に応じた整枝、摘葉と、斑点性病害を対象とした予防散布に努める。
《雨よけほうれんそう》:ハウスの温度、湿度、土壌水分の管理や生育中かん水を適切に行い、高温や過湿による病害発生や生育不良を防ぐ。コナダニ類やアブラムシ類等害虫の防除対策を徹底する。
《キャベツ、レタス等》:コナガ、ナモグリバエ等害虫の適期防除を行う。腐敗性病害等の対策を徹底する。

花き

《生育状況》:りんどうは概ね平年並みに回復。小ぎくは圃場の乾燥により草丈がやや短い傾向。
《りんどう》:褐斑病、ハダニ類、リンドウホソハマキなど病害虫防除を継続して行う。定植圃場の管理も徹底する。圃場が乾燥する場合は早めにかん水する。
《小ぎく》:オオタバコガ、アザミウマ類など病害虫防除の徹底を図る。事前に排水対策を講じ、湿害を回避するほか、圃場が乾燥する場合は早めにかん水する。

果樹

《生育状況》:りんごの果実生育は概ね平年の90%程度まで回復。ぶどうの新梢伸長は、節数はやや少ないもの、新梢長は概ね平年並まで回復した。
《りんご》:翌年の花芽形成を促すため、早期適正着果に努める。
《ぶどう》:結実を確認のうえ、適切な摘房、摘粒を実施する。

畜産

《飼料作物》: 二番草の刈り取りは、適期に、刈り取り高さが低くなりすぎないようにする。草地更新の準備を始める(除草剤の播種日同日処理の手法を紹介)トウモロコシのクマ食害対策の準備を始める。
《暑熱対策》:嗜好性の良い粗飼料、夜間の粗飼料給与など、暑熱の影響の緩和に努める。

次号は平成25年7月25日発行の予定です

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