農作物技術情報 第7号(平成24年9月27日発行)

ページ番号2001966  更新日 平成24年9月27日

印刷大きな文字で印刷

水稲

  • 刈り遅れは品質低下の原因となるので、刈り取りがまだの場合は早めに刈り取りを行う。
  • 倒伏した圃場では、刈り分けにより品質確保等を行う。
  • 日没が早まる時期なので、作業は計画的にすすめ、安全な農作業を心掛ける。

畑作物

《大豆》:平年より早く黄化・落葉が進み、収穫は早いところで10月上旬から。適期に収穫できるよう準備をすすめる。施設を利用して乾燥調製を行う場合は、あらかじめ連絡を取り合い、計画的に作業できるようにする。
《小麦》:小麦の播種適期となっている。適期を逃さず確実に作業を行い、生育量の確保に努める。圃場条件が整わず適期を逃した圃場では、播種量を増やし、目標株立数を確保する。

野菜

《生育状況》:施設果菜類、露地果菜類とも高温乾燥やその後の気温の低下の影響等による草勢の低下や障害果の発生がみられる。
露地葉菜類はねぎで乾燥による太りの遅れがみられる。雨よけほうれんそうでは高温による生育の停滞やしおれ、枯死がみられる。
《露地きゅうり》:古葉や病葉の摘葉、不良果の摘果等による草勢回復及び病害虫防除は、褐斑病、炭そ病等の重点防除を行う。
《雨よけトマト、雨よけピーマン》:今後も気象経過に応じたハウスの適切な温湿度管理で草勢維持をはかるとともに、障害果の発生防止対策を行う。灰色かび病等の病害の予防やタバコガ類等の防除を徹底する。
《雨よけほうれんそう》:年内収穫用にもう1作播種し、温度管理と病害虫防除を徹底する。寒締め栽培では、品種の特性に合わせ遅れないように播種する。
《露地葉菜類》:適期作業に努め、使い終わったマルチや病害で収穫しなかった株は適切に処理する。

花き

《りんどう》:翌年の病害虫発生を抑えるため、収穫後の病害虫防除と、残さ処理等収穫後の管理を徹底する。
《小ぎく》:来年の栽培に向け品種構成を考慮し親株の伏せ込みを実施。伏せ込みには健全な親株の使用を徹底する。

果樹

《生育状況》:りんごの果実生育は高温小雨の気象条件にもかかわらず平年並み。早生種の果実品質は高温の影響で着色の進みが遅れ果肉先行型となった。
《りんご》:県オリジナル品種「紅いわて」は収穫期を迎えているので、採り遅れないこと。他の中生品種も適期収穫とすぐりもぎを徹底する。

畜産

《牧草》:維持草地では、刈り取り危険帯の時期を避け、刈り取りと施肥を行う。
《牧草》:完熟期に近い圃場もあるので、熟期を確認し、速やかに収穫作業を進める。

次号は平成24年10月25日発行の予定です

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
〒024-0003 北上市成田20-1
電話番号:0197-68-4435 ファクス番号:0197-71-1088
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。