農作物技術情報 第2号(平成24年4月25日発行)

ページ番号2001958  更新日 平成24年4月25日

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水稲

《生育状況》:苗の生育は平年並み。播種作業は終盤を迎えている。
《育苗管理》:こまめな温度・水管理に努めること。特に、低温時の苗立枯れ、高温時の細菌病発生に注意する。
《その他》

  • 田植え:天候のよい日を選んで田植えを行う。活着促進のためこまめな水管理に努めること。
  • 雑草防除:除草剤は雑草の種類や発生時期に応じて選択。適期散布と田面を露出させない管理を行う。
  • 葉いもち予防:取置苗はいもち病の伝染源。植え直し終了後、土中埋没等で直ちに処分を行う。

畑作物

《生育状況》:小麦の生育は抑制気味。生育ステージは平年よりもやや遅れ気味。
《技術対策》
小麦:ほ場の排水口や明きょの点検補修を。減数分裂期以降の追肥は、品種・地力を考慮し、生育量に応じた対応を。赤かび病の防除は、開花始期〜盛期に必ず実施。
大豆:ほ場の選定を吟味すること。排水対策を講じ、適期播種を行うこと。

野菜

《生育状況》:施設果菜類、露地果菜育苗ともに生育はやや遅れ気味。露地葉菜類は1〜2 週間程度の作業遅れ。雨よけほうれんそうは地域により10日〜3週間程度の遅れ。
《技術対策》
全般:早めに圃場準備を進め、播種・定植遅れのないよう進める。
施設果菜:生育停滞や低温障害を起こさないよう、必要に応じて保温資材・補助暖房を活用して保温に努める。潅水の必要がある場合、日中の温度が高いうちに行い適湿を保つ。
キャベツ、レタス等:べたがけ資材を活用し、定植後の低温、霜などによる傷みを回避する。
雨よけほうれんそう:圃場の水分不足に注意。ホウレンソウケナガコナダニの防除対策を講じる。

花き

《生育状況》:りんどうの生育は平年よりも遅れている。小ぎくでは育苗の遅れがみられる。
《栽培管理》
りんどう:株仕立て、追肥等の作業が遅れないようにする。
小ぎく:さし芽苗の生育が遅れないように充分な保温に努める。定植は天候に注意しながら進める。

果樹

《生育状況》:りんごは県南部で展葉期をむかえているが、平年より6日程度遅れている。
《凍霜害対策》
りんご、おうとう、ぶどう:気象情報に注意し、事前対策を徹底する。
りんご:小玉果及び隔年結果防止のため、早期適正着果に努める。

畜産

《圃場準備》:遅れているので、すぐ取りかかれるよう機械の点検、施肥量の確認を行う。
《一年生飼料作物の栽培(除染対策)》:栽培暦や耕種概要を確認、播種準備を行う。
《除染対象外放牧地、飼料用トウモロコシ》:低温では、低マグネシウム血症に注意。トウモロコシは、地域に合った品種を選定する。

次号は平成24年5月31日発行の予定です

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