農作物技術情報 号外 大雪対策(平成24年1月31日発行)

ページ番号2001956  更新日 平成24年1月31日

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岩手県内では、地域によって降雪が続いています。今後、2月1日から2日にかけて、沿岸北部地域を中心に大雪が降ることが予想されます。
栽培施設等については、適宜除雪を行い大雪の被害を回避するとともに管理に支障をきたさないように事前に準備してください。
また、除雪は無理のない作業を心がけ、事故防止に努めましょう。

《農業施設》

1 事前対策

(1) ビニール等被覆資材の破損部を補修して風の吹き込みによる破損を避けましょう。
(2) ハウス内に中柱や筋かい等を使って、ハウスの補強を行いましょう。

2 降雪中の対策

(1) 現在積もっているハウス側面の雪を遅れることなく除雪しましょう。ハウスの雪下ろしを行う場合は、あらかじめハウスの周囲、特に両サイドの雪を取り除いてから上部に溜まった雪を下ろし、再度ハウス側面の雪を除雪します。
(2) 施設内の温度を高め、積雪の自然落下を促進して下さい。
ア 暖房機が設置されている場合は運転して室内温を上げる。
イ 暖房機がない場合、緊急に暖房(コンロ、石油ストーブ等)を入れて融雪を促す。
ウ ハウス内でカーテンを使用している場合はカーテンを開いて、屋根面からの放熱量を増して融雪を促す。
(3) 除雪作業が追いつかない場合の緊急対策
ア 積雪による重みや、側面からの圧力等によるハウス骨材の損傷を防止するため、ビニールを破り、雪をハウスの内部にも入れる。
イ ハウスの倒壊が予測される場合には、ハウス内への立ち入りを極力避け事故を防ぎましょう。

《その他》

(1)酪農

大雪被害により停電も予想されますので、搾乳等作業に支障が生じないように、あらかじめ発電機を確保するめどをつけておいて下さい。また、飲料水も確保できるように貯水する準備を進めて下さい。

(2)ハウス栽培

停電になった場合でも暖房機を稼働できるように発電機を確保するか、あるいは、石油ストーブ等で凍害を防ぐようにします。

注意!
この記事は発行年月日時点の内容のまま公開していますので、ご覧になった時点の法規制(農薬使用基準等)等に適合しなくなった内容を含む可能性がありますから、利用にあたってはご注意下さい。

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このページに関するお問い合わせ

農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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