農作物技術情報 第7号(平成21年9月25日発行)
岩手県、岩手県農作物気象災害防止対策本部
水稲
- 県内の水稲は多くのところで刈り取り適期に達しています。刈り遅れは品質低下の原因となりますので、適期刈りを励行してください。
- 水口や生育の遅れている部分は刈り分け、倒伏した圃場では慎重な収穫作業(適切な作業速度、刈り分けによる品質確保等)を行ってください。
畑作物
大豆:
10月中旬から収穫が始まります。収穫機械の調整・清掃や圃場の除草を行い、適期に収穫できるよう準備を
すすめましょう。
また、施設を利用して乾燥調製を行う場合は、あらかじめ連絡を取り合い、計画的に作業できるようにしま
しょう。
小麦:
播種適期を迎えています。適期を逃さず確実に作業を行い、生育量の確保に努めましょう。
圃場条件が整わず適期を逃した圃場では、播種量を増やし、条件の良い時を待って播種しましょう。
野菜
果菜類:
収穫期は終盤に向かっています。適切な管理で収穫量を落とさないように心がけましょう。
また、収穫終了後の茎葉は圃場外に持ち出し処分し、病害虫の発生源を残さないようにしましょう。
雨よけほうれんそう:
年内収穫のほうれんそうのは種時期はほぼ終了です。今後は確実に収穫できるように適切な温度管理をするとともに、べと病やホウレンソウケナガコナダニの防除を心がけましょう。
露地葉菜類:
生育が緩慢となってきますが、適期収穫に心がけましょう。
冬春野菜:
寒締めほうれんそうは適期播種と適正な温度管理で品質向上を図りましょう。
花き
りんどう
晩生種、極晩生種は平年並みの生育となっています。花腐菌核病などの病害虫防除の徹底と、翌年に向けた収穫後管理を行いましょう。
小ぎく
秋開花品種の白さび病防除と、健全な親株を確保しましょう。
果樹
りんご:
9月21日現在の果実肥大は平年よりやや大きく、中生品種の成熟は概ね平年並みと思われます。着色管理、収穫作業を適期に行いましょう。特に、「ジョナゴールド」の収穫は、着色がばらつきますので、すぐりもぎを徹底しましょう。
全般:
台風などの強風害に備え、防風ネットや支柱を点検し、園地の排水対策を講じましょう。
畜産
- トウモロコシの収穫作業が始まりました。圃場・品種ごとに熟期を確認して作業を進めましょう。
- 牧草の刈り取り危険帯の時期に入ります。この時期は刈り取りや施肥を避け、来春の生育にそなえましょう。
- ライ麦の播種適期となります。適期に播種を行い、播種後の鎮圧を確実に行います。
次号は10月29日(金曜)発行の予定です。
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このページに関するお問い合わせ
農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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