号外水稲(障害不稔防止対策)(平成21年7月22日発行)

ページ番号2002035  更新日 平成21年7月22日

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県全域に低温予報、深水管理の徹底を!

  • 異常天候早期警戒情報;7月26日頃からの7日間平均気温がかなり低くなる確率が30%以上と予想されます(7月21日気象庁発表)。
  • 週間天気予報;岩手県は向こう1週間、最高気温・最低気温とも平年並か平年より低い見込みです。
  • 県内の水稲は現在、各地で低温に最も弱い減数分裂期を迎えています。障害不稔の発生を防止するため、深水管理を実施して低温から幼穂を保護してください。

中干しを実施しているところは直ちに中止し、以下を参考にして、気象条件や生育ステージにあわせた障害不稔回避のための水管理を徹底してください。
幼穂形成期から減数分裂期までは、幼穂を低温から保護することにより、小胞子(花粉のもと)の分化が促進され、障害不稔を防止または軽減できます。
幼穂形成期前後(前歴深水かんがい)
4〜6cmの深水で管理し、減数分裂期に向けて10cmの水深にしてください。
減数分裂期前後(深水管理の実施)
低温が予想される場合は、10cm以上の水深を確保してください。
17℃以下の低温が予想される場合は、15cm以上の深水としてください。

昼間止水・早朝灌漑
水温の上昇を図るため、早朝に灌漑することとし、日中は止水としてください。
畦畔からの漏水がないよう、点検・補修してください。
深水管理には大量の用水を必要とします。土地改良区等と連携の上、公平かつ有効な用水の配分が出来るよう、計画的に地域で取り組むようにしてください。

表1

注意!
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