農作物技術情報 第2号(平成21年4月23日発行)

ページ番号2002029  更新日 平成21年4月23日

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岩手県、岩手県農作物気象災害防止対策本部

水稲

健苗育成:気象の変化に応じ、温度・水管理をこまめに行ってください。
プール育苗:湛水深は2葉目が出始めたら培土表面より上となるよう管理してください。
田植え:条件のよい日を選び、活着促進のため田植後の水管理に注意してください。
田植え適期の目安 県南部:5月10〜20日、県中北部・沿岸部:5月15〜25日
雑草防除:除草剤の効果を最大限に発揮させるため、適期・適量散布と田面を露出させない水管理に心がけてください。
葉いもち予防:水田内や畦畔に放置された取置苗は、いもち病の伝染源となるので、植え直しが終了したら土中に埋没させる等により処分してください。

畑作物

小麦:越冬後の生育は順調で、全般に生育ステージは早まっています。
ほ場の排水口や明きょの点検補修を行い、スムーズに排水できるようにしましょう。
減数分裂期以降の追肥は、品種、地力を考慮し、生育量に応じた追肥を行いましょう。
赤かび病の防除は開花始期〜盛期に必ず行いましょう。
生育ステージを確認し、追肥や病害防除の適期を逃さないよう注意しましょう。

野菜

生育状況:施設果菜類の生育は概ね順調です。春レタスの定植、生育はやや遅れ気味です。雨よけほうれんそうのは種は順調に進んでいます。
施設果菜類:気象変化に対応した適切な温度管理が重要です。
露地葉菜類:べたがけ資材の有効な活用と適期の除去に注意しましょう。
雨よけほうれんそう:十分なかん水により生育を揃えることに心がけましょう。

花き

りんどう:生育はやや進んでいます。株仕立ての徹底、土壌水分管理、雑草防除を適正に行いましょう。
小ぎく:晩霜対策・初期生育促進のためトンネル等の被覆を実施しましょう。定植、整枝などの作業を計画的に進めましょう。

果樹

りんご
発芽時期はほぼ平年並みでしたが、その後の高温で生育が早まり、展葉期では平年よりも5日前後進んでいます。開花についても平年より早まると考えられます。
今後開花期に近づくにつれ、凍霜害の危険性が高まってきますので、気象情報に注意し、被害防止対策を徹底しましょう。
腐らん病が増加しています。早期発見・早期治療を徹底しましょう。
果実の安定生産には結実確保が重要です。人工授粉、訪花昆虫の準備を進めましょう。
また摘花・摘果剤を効果的に利用し、摘果作業の効率化を図りましょう。
ぶどう:発芽後は芽かきや病害虫防除など、適期に作業を進めましょう。

畜産

牧草:適正な春施肥を心がけましょう。
トウモロコシ:地域に合った品種の選定をもとに、栽培計画を立てましょう。

  • 農薬適正使用:使用前に必ずラベルを確認し、使用基準の厳守と飛散防止を心がけてください。
  • 農作業安全:事故のないよう、農作業安全に十分留意してください。

次号は5月28日発行予定です。

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このページに関するお問い合わせ

農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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