農作物技術情報 第8号(平成20年10月30日発行)
岩手県、岩手県農作物気象災害防止対策本部
畑作物
小麦:
天候に恵まれ生育は順調です。
土壌処理剤を散布していない圃場は茎葉処理剤を遅れずに散布しましょう。
また適期に麦踏みを行い、凍上害や倒伏を回避しましょう。
越冬後の融雪対策のため排水路の点検を行い、整備しておきましょう。
野菜
寒締めほうれんそう:
ハウスの開閉等により生育状況に応じた管理を実行し生育量の確保と品質の向上を図ります。
促成アスパラガス:
養成株の掘り上げは低温遭遇時間を参考にして適期に行い、計画的に伏せ込み作業を行います
収穫が終了した品目:
収穫残さを適切に処理し、土づくりを実行します。
花き
りんどう:
今年の収穫もおおむね終了となりました。
収穫後の残茎葉の処分と排水対策を徹底しましょう。
小ぎく:
来年の栽培のために良質苗の確保を目指し、計画的な親株管理をしましょう。
施設花き:
施設の保温性確保や加温設定温度を再確認しましょう。
果樹
りんご:
県内の定点調査によると、10月21日現在の果実肥大は、平年並からやや大きくなっています。
晩生品種の着色管理、収穫作業を適期に行いましょう。
また、県内全般に「ふじ」に裂果(つる割れ)が見られています。
みつ入りを待って収穫が遅れると、果肉の軟化を招き、天候によって樹上凍結発生の危険がありますから、遅取りにならないよう注意してください。
畜産
飼料作物:
高収量・高品質な自給飼料生産は、適正な施肥管理から始まります。
肥料の特性を把握し施肥設計を確認して、今後の自給飼料生産に役立てましょう。
平成20年度の定期号は今号で最終となります。
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このページに関するお問い合わせ
農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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