農作物技術情報 第7号(平成20年9月25日発行)

ページ番号2002052  更新日 平成20年9月25日

印刷大きな文字で印刷

平成20年9月25日発行
岩手県、岩手県農作物気象災害防止対策本部

畑作物

大豆
10月中旬から大豆の収穫が始まります。収穫機械の調整・清掃や圃場の除草を行い、適期に収穫できるよう準備をすすめましょう。また、施設を利用して乾燥調製を行う場合は、あらかじめ連絡を取り合い、計画的に作業できるようにしましょう。

小麦
小麦の播種適期となっています。適期を逃さず確実に作業を行い生育量の確保に努めましょう。圃場条件が整わず適期を逃した圃場では、播種量を増やし、条件の良い時を待って播種しましょう。

野菜

雨よけトマト
裂果防止のために夜間の保温や、全摘葉処理などを実施し収穫率を向上させましょう。

露地きゅうり
収穫が終盤にさしかかってきます。今後は整枝を控え、病葉・古葉などの摘葉を中心に行うとともに、薬剤散布と速効性肥料の追肥を行い草勢を維持しましょう。

雨よけほうれんそう
適切な温度管理で生育を調節しましょう。ホウレンソウケナガコナダニの被害が多くなる時期です。
特に、春に被害があった圃場では、薬液が心葉まで届くように丁寧に散布しましょう。
寒締めほうれんそうは、適期は種に心がけましょう。

ねぎ
最終土寄せは天候が安定している時に行います。
また、計画的な出荷に努め、品質の低下を防ぎましょう。

キャベツ・レタス
収穫終了後のマルチ、残渣の処理を適切に行うとともに来年に向けて土壌診断の実施や堆肥施用による土づくりに努めましょう。

花き

りんどう
彼岸時期の生育・開花は、やや早めに経過しました。アザミウマ類やハダニ類の被害が多い地域が見られました。
また花腐菌核病の発生が多く見られています。病害虫防除の徹底と、翌年に向けた収穫後管理を行いましょう

小ぎく
9月咲品種は草姿、開花時期にややバラつきが見られましたが、おおむね順調に開花しました。
全般にハダニ類、アザミウマ類が多く見られ、一部で上位葉への白さび病の発生がみられました。
来年に向けて健全な親株を確保しましょう

果樹

りんご
県内の定点調査によると、9月21日現在の果実肥大は、平年より大きくなっています。中生品種の成熟は、平年並み程度と思われます。着色管理、収穫作業を適期に行いましょう。特に、「ジョナゴールド」の収穫は、着色がばらつきますので、すぐりもぎを徹底しましょう。
また、台風などの強風害に備え、防風ネットや支柱を点検し、園地の排水対策を講じましょう。

畜産

トウモロコシの収穫作業が始まりました。圃場・品種ごとに熟期を確認して作業を進めましょう。
大雨・台風が来る時期です。大雨等による被害を受けた場合は、事後対策を講じましょう。
牧草の刈り取り危険帯の時期に入ります。この時期は刈り取りや施肥を避け、来春の生育にそなえましょう。

次号は10月30日発行予定。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
〒024-0003 北上市成田20-1
電話番号:0197-68-4435 ファクス番号:0197-71-1088
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。