令和7年農作物技術情報 特別号(令和7年6月16日発行)

ページ番号2011815  更新日 令和7年6月16日

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高温対策

  • 令和5・6年の記録的猛暑により、農作物の収量・品質の低下等の影響が県内で広く発生しました。
  • 直近の3か月予報(5月20 日気象庁発表)によると、8月までの気温は高い予報であり、本年も高温による農作物等への影響が懸念されます。
  • 今後の気象情報に注意し、被害の未然防止や軽減を図るための対策を適切に行いましょう。
高温対策の要点

品目等

対策の要点

水稲
  • 登熟前半に高温(日中30℃以上、夜間23℃以上)が続く場合は、水の入替えをこまめに行うとともに、夜間かんがいを徹底しましょう。
  • 高温による刈取り時期の前進化に備え、早めに刈り取り準備を進めましょう。
大豆
  • 高温乾燥が続く場合は、開花期以降にかん水を行いましょう。
果菜類(施設)
  • 遮光・換気・かん水等の高温対策、草勢維持、病害虫防除を徹底しましょう。
果菜類(露地)
  • 敷きわら等により土壌水分の保持と地温低下を図るとともに、定期的なかん水を行いましょう。
葉茎菜類
  • 雨よけほうれんそうは、天候の変化に対応した遮光管理と適切なかん水管理・病害虫防除を徹底しましょう。
  • 露地葉茎菜類は、高温、降雨に備え、適期防除、排水対策を徹底しましょう。
花き
  • 高温乾燥が続く場合は、かん水を行いましょう。
  • 病害虫防除の初期防除を徹底しましょう。
果樹
  • 過度な葉摘み(摘葉)は避け、新梢や被覆資材を利用しながら、果実の表面温度が急激に上昇しないよう努めましょう。
  • 病害虫防除を徹底し、収穫期には、過度な着色は期待せず、食味や果肉の硬さを重視して収穫しましょう。
畜産
  • 牧草の収穫は高温期を避けるとともに、収穫時の刈取高さに注意しましょう。
  • 畜舎の暑熱対策は、断熱、遮光、送風、換気を基本とし、換気扇の設置は、本格的に暑くなる前に行いましょう。
熱中症対策
  • 作業者は水分・塩分補給やこまめな休憩等により熱中症を防ぎましょう。
豪雨対策
  • 豪雨による圃場の浸水・冠水に備え、排水不良個所の確認や明渠の設置等の排水対策を行いましょう。

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このページに関するお問い合わせ

農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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