水稲の出穂予測と今後の水管理(少雨・渇水対策)
県内の水稲は、平年より3日早く出穂期を迎える見込みです。
高温による品質低下を防ぐため、かんがい水の状況に応じた水管理を徹底しましょう。
1 水稲の出穂予測
県内の水稲の生育は平年より1日早く進んでいます。今後も気温がかなり高くなる予報のため、平年より3日早い7月29日頃に出穂期を迎える見込みです(表1)。
2 今後の水管理(少雨・渇水対策)について
(1) 出穂・開花期の水管理
- この時期の水稲は大量の水を必要とするため、浅水での湛水管理を基本とします。
- 暗きょや排水口を閉じ、田面が露出しないように管理しましょう。
(2) 登熟期の水管理
- 十分なかんがい水を確保できない場合
- 取水制限などによりかんがい水が不足する場合は、間断かんがいを実施せず、土壌を常に湿潤状態(足跡に水が少したまる程度の状態)に保つ管理を行いましょう(写真1)。
- 土壌の乾燥は品質低下につながるため、実施には十分に注意してください。
- かんがい水を十分に確保できる場合
- 間断かんがいを基本とし、水のこまめな入れ替えや、夜間入水を行ってください。
【管理の目安】
湛水:2~3日(水深は3cm程度まで)
落水:1~2日(水たまりが消え、湿り気を目や手で触れて確認できる程度まで)
- 間断かんがいを基本とし、水のこまめな入れ替えや、夜間入水を行ってください。

限りある用水を有効に活用するため、かけ流しかんがいの実施は控えましょう。
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このページに関するお問い合わせ
農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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