令和6年岩手県内の水稲の出穂状況(8月5日現在速報)
1 水稲の出穂状況(県内農業改良普及センターによる一斉調査)
- 県内の水稲の出穂始期(10%)は平年に比べ2日早い7月29日頃でした。
- 8月5日現在、県全体の出穂割合は89%(平年差+27ポイント)となっており、平年よりも3日早く出穂盛期(50%)に達したとみられます。
2 当面の技術対策
高温による玄米品質の低下を防ぐため、水管理や防除等の徹底により品質向上を図ります。
1.水管理
出穂期は、浅水管理とします。
登熟期は、間断かんがい(数日間隔で湛水・落水を繰り返す)とし、夜間入水を基本とします。
登熟前半は高温が予想されるため、水の入替え頻度を多くして根の活力維持を図ります。
2.穂いもち防除
いもち病(穂いもち)の発生量は「並」から「やや少」の見込みです1)。
ほ場を観察し、上位葉に葉いもちの発生がみられる場合は、茎葉散布を実施します。
3.斑点米カメムシ防除
斑点米カメムシの発生量は「多」の見込みです1),2)。
穂揃期の1週間後の薬剤防除を徹底します。なお、地域一斉に防除すると効果が高まります。
4.適期刈取りの準備
高温により刈取り時期が早まることが予想されますので、適期刈取りに向けた準備を進めます。
参考1)令和6年度農作物病害虫発生予察情報 発生予察 第5号(8月予報)(岩手県病害虫防除所2024.7.31)
2)令和6年度病害虫発生予察情報 注意報第2号(岩手県病害虫防除所2024.7.31)
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農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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