りんごの凍霜害防止対策について(4/28)

ページ番号2005025  更新日 令和4年4月28日

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1 生育概況

 県内のりんごは開花直前から開花始期となっており、低温に弱い生育ステージに達しています。
 凍霜害による被害防止に向けた対策を徹底しましょう!

 令和4年のりんごの生育は、平年より7日前後早く、開花直前から開花始期となっています。

 4月30日は気温が特に低くなる見込みで、内陸北部では氷点下となる予報です。

図1 りんごの生育ステージと安全限界温度

表1 ふじの開花始日の予測

2 凍霜害防止対策

 りんごの花器は、開花期に近づくにつれ、低温耐性が下がります。

 降霜は、無風・晴天の日で、降雨の1~2日後に危険性が高く、前日夕方18時の気温が6℃以下の場合は、更に注意が必要です。

 低温・降霜が心配されるときは、各圃場で可能な限り対策を取りましょう。

(1)霜溜まりの解消

 傾斜地の場合、園地下方の障害物は、霜溜まりを作りやすいので除去しましょう。

(2)燃焼法による防止

 降霜は、数日間連続することが多いことから、燃焼法で対応可能な園地では、燃料を十分準備して下さい。燃焼法は一定のコスト(30,000円/10a程度)がかかるため、令和3年度に被害が多かった圃場では、低温になりやすい場所など地形も考慮して設置しましょう。

(3)防霜ファン、散水氷結法の準備

 防霜ファン等を設置している園地では、動作の確認、始動温度(2℃)を確認しましょう。

3 その他

 対策方法の詳細については、いわてアグリベンチャーネットに掲載している「農作物技術情報 第2号 果樹」をご覧ください。

  URL:https://www.pref.iwate.jp/agri/i-agri/technical/2004945/2005013.html

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このページに関するお問い合わせ

農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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