《野菜》近くに植えた野菜により、うどんこ病が出やすくなる?

ページ番号2001733  更新日 平成22年6月10日

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質問内容:

キュウリの近所にかぼちゃを植えると、うどんこ病に感染し易いと聞きますが、どういう仕組みでそのようなことがおきますか?
又、ズッキーニの場合も、うどんこ病の危険はかぼちゃと同様ですか?

回答:

うどんこ病は、植物体がうどん粉をかけたように白くなる症状を示す植物病害の総称で、多くの植物で発生しますが、原因となる病原菌は形態や感染する植物が異なるため、「属」や「種」として分けられています。
例えば、キュウリで発病するキュウリうどんこ病の病原菌にはSphaerotheca属菌のほか、Erysiphe属菌、Oidiopsis属菌、Oidium属菌があります。また、Sphaerotheca属菌のうち、Sphaerotheca cucurbitaeは、キュウリ以外にもセイヨウカボチャやニホンカボチャ、ペポカボチャ(ズッキーニ)、メロン等に感染します。
このように、うどんこ病の原因となる病原菌の中には、キュウリやカボチャ(ズッキーニも含む)に感染する菌が存在するため、どちらか一方にうどんこ病が発生すると、もう片方にも発生しやすくなります。

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