《野菜》白菜の育苗について

ページ番号2001728  更新日 平成21年7月29日

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質問内容:

《これは2008年5月の相談です》
白菜の育苗について、ある資料でセル成形苗は「エアープルーニング育苗」とする、とあります。そのエアープルーニングとはどういった事か、どうする事なのか教えてください。

回答:

セル成型育苗は、セルと呼ばれる小型の鉢が多数連結したセルトレイを用いて育苗する方法です。育苗面積が少なくできる、培養土の量を少なくできる、植え付け作業がしやすいなどの理由から、現在は多くの野菜の育苗に用いられています。
セルの底面には水が抜けるように穴が開いていますが、セルトレイを地面に直接置いたり、水が溜まるような状態で育苗すると、その穴からセルの外に根が伸びるためセル内の根が少なくなり、定植時に抜き取りにくかったり、根が切れたりします。
そのため、セルトレイの下に空間ができるようにして育苗が行われており、これを「エアープルーニング」と呼びます。具体的には、育苗箱にセルトレイを乗せて、2本並べた直管パイプの上に置いたり、金網を張った台の上に置いたりします。エアープルーニングすることにより根の伸長がセル内に限られ、生育が均一になり、植え傷みが少なくなります。
なお、低温期の育苗では、エアープルーニングすることで十分な温度を確保できない場合がありますので、保温に注意が必要です。

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