《野菜》ピーマンの2本主枝誘引法について

ページ番号2001725  更新日 平成21年7月29日

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質問内容:

《これは2000年12月の相談です》
以前、ピーマンの2本主枝誘引のレポートを拝見したのですが、具体的な整枝方法を教えていただきたいと思っていました。よろしくお願いします。

回答:

ピーマンの2本主枝誘引の具体的な整枝方法についてお答えします。
規模拡大に対応した省力的な技術として捻枝を省略した半放任型2本仕立法が農業研究センターで開発されています。
収穫と整枝作業が重なる6〜8月の一層の省力化が可能であり、初期収量の低下もみられません。
具体的な方法は次のとおりです。
(1)2次分枝の4本のうち、2本だけを従来の4本仕立てと同様にひもで誘引します。
(2)残りの2本は原則として放任とし、捻枝作業、側枝のひも誘引は行いません。
(3)通路上に垂れ下がってくる側枝は、歩行の邪魔にならない程度に弱摘心します。
(4)1次分枝(最初の分枝)は2本とし、3本分枝や1次分枝の下部から発生した腋芽は慣行通り除去します。
(5)主枝として誘引されず下垂した2次分枝は初期収量確保後に適宜整理します。
(2月5日播種・4月20日定植作型では、7月下旬と8月下旬の2回に分けて強めの剪定を実施することにより、生育中期以降の側枝の折損や着色不良果の発生を抑制できます。)
(6)中段にテープを張ると整枝を遅らせることができます。
(7)徒長枝や懐枝は適宜除去して下さい。作業が遅れると下位部に着生した果実が着色不良となるので十分注意して下さい。
(8)誘引する2本の針金の幅を慣行の4本仕立てより狭い40cm程度にすることにより、下位部の繁茂がやや緩和されます。

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