《野菜》いちごの寒枯れ防止について

ページ番号2001721  更新日 平成21年7月29日

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質問内容:

《これは2003年11月の相談です》
標題について露地栽培(初栽培)をしていますが、9月下旬に黒マルチ被覆により定植(品種:北の輝、さちのか、宝交早生)をしました。
寒冷期を迎え寒枯れ防止対策として不織布をべたがけする必要があるでしょうか。
2番霜が落ちてきました。遅かったでしょうか。

回答:

平坦地で寒枯れ防止のために不織布の被覆を実施するのは、概ね12月上旬が適期となります。
遅くとも根雪前には実施することとなりますが、年により降雪時期は多少変動するので、降雪の早い年は11月下旬でも良いでしょうし、今年(2005年)のように降雪の遅い年は12月上中旬でも大丈夫です。
標高の高い地域では、寒枯れ防止と同時に花芽分化を安定させるために、11月上旬から被覆している技術もあります。いますぐ被覆すれば、所期の目的は達成できるものと思います。ただ、必ず被覆しなければならないわけではありません。
特に、降雪が少ない地域での冬期間の消雪に対する必須技術であり、根雪となってしまう地域ほど寒枯れの心配は少なくなります。
寒枯れ防止以外に、不織布被覆によりやや増収効果が期待できる点では、実施することをお薦めします。なお、資材はパオパオやパスライトなどが一般的で、丁寧に扱えば、3年程度は使用することができます。

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