《水稲》稲の茎が虫に食べられ枯れる被害の原因と対策について

ページ番号2000252  更新日 平成21年7月29日

印刷大きな文字で印刷

質問内容

《これは2006年7月の相談です》
田の畔の稲の茎が虫に食われて枯れています。
原因と対策を教えてください。
(相談時期:7月中旬)
 

回答

今の時期(7月中旬)に水稲の茎を食害して枯らしてしまう被害をもたらす害虫は、ニカメイチュウがあります。
盛岡以南の平坦部の2回発生地帯の第1世代幼虫が茎内に侵入し、食害が大きいとその茎が枯れてしまいます。被害が見られる茎は変色するため葉鞘変色茎と呼ばれます。
第1世代幼虫の防除の目安としては6月下旬の葉鞘変色茎率が5%以上ですが、すでに防除適期が過ぎていますので、第2世代幼虫を対象とした防除の目安は8月中旬の葉鞘変色茎率が10%以上です。しかし、近年はほとんどの地域で防除が必要となるような被害発生は認められていないのが実態です。
お問い合わせの「被害」が害虫によるものなのか、その他の原因なのか、その症状やどの程度の被害なのかを確認しないとメールの内容だけでは判断しかねますので、ご面倒でも最寄りのJAまたは普及センター、病害虫防除所にご相談ください。

このページに関するお問い合わせ

農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
〒024-0003 北上市成田20-1
電話番号:0197-68-4435 ファクス番号:0197-71-1088
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。