《水稲》稲刈り後のクログワイ対策について
質問内容
《これは2006年10月の相談です》
刈取り後〜降雪までにできるクログワイ対策を教えてください。
田がぬかるんでるためプラウで土を反すのもむずかしい状況です。
回答
クログワイは土中に塊茎(イモ)を作り、主にこの塊茎で繁殖します。
塊茎は表層から深さ15〜20cmに最も多く作られ、30cmの深さからも出芽し、5〜7年間発芽力が持続することが知られています。
この塊茎は、乾燥や凍結(−7℃以下)に弱いため、クログワイが多発するほ場では、水稲の生育期間中の除草剤の体系処理を行うとともに、稲刈り後に反転耕を行い土壌を乾燥させたり、冬期間塊茎を寒気に遭遇させることによって防除の効果を高めることができます。
したがって、お問い合わせのあったほ場は、現在プラウが入れないくらいぬかってるとのことですが、稲刈り作業によりほ場が荒れて排水口がふさがれている可能性もありますので、溝切り等により排水を促し、ほ場の乾燥を少しでも進めた上で反転耕を行ってみてください。
これらの防除法は単年度では効果がなかなか現れませんので、2〜3年間根気強く続けてください。
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