《果樹》りんごJM台木への穂品種の接ぎ木とその後の管理について

ページ番号2001740  更新日 平成22年7月12日

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質問内容:

今春、JM台木に接木しましたが、6〜7月の理想の姿と今後の管理を教えてください。

回答:

6月頃の新梢長は30〜40cm程度が適当です。
順調な生育には、挿し木同様、基本技術の励行をお願いします。

(1)穂木の採取

圃品種の採取、貯蔵方法はJM台木の挿し穂の方法に準じます。
なお、高接ぎ病などウイルスを保毒している穂品種をJM1台木に接ぎ木すると発病するので、ウイルスフリー樹から穂木を採取します。

(2)接ぎ木の実際

接ぎ木の時期は3月下旬から4月上旬頃です。
接ぎ木の仕方は切りつぎまたは割つぎとします(図参照)。
台木については、地上部長を20cm以上確保してください。

図
図 接ぎ木の方法(左:切りつぎ、右:割りつぎ)

(3)接ぎ木苗の管理

管理は挿し木苗の方法に準じ、施肥等を行います。
1m前後まで生育した苗であれば、その年の秋植えや次年の春植に利用できます。
なお、挿し木苗、接ぎ木苗、母樹は病害虫防除のための薬剤散布が必要となります。

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