《果樹》りんごの人工授粉用花粉は貯蔵できますか

ページ番号2001737  更新日 平成22年5月17日

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質問内容:

りんごの人工授粉に使用した花粉が残った場合、花粉を保存し翌年度に使用できますか?

回答:

今年採取した花粉であれば、来年までの貯蔵は可能です。
花粉の寿命は高温多湿条件下で著しく低下し、7〜28日で活力を失います。
そのため、短期的(1〜2週間)な貯蔵方法としては、開葯後の葯付き花粉をパラフィン袋等に適量包み、乾燥剤を入れた容器(茶筒など)の中に入れ、密封して、冷蔵庫で保管します。
人工授粉を実施する際には必要な量を取り出し、使用します。
長期保存(1年)する場合は冷凍庫を用い、湿度10%以下、−10〜−20℃の低温で保管します。
なお、調整(増量剤で希釈)後の花粉は、できるだけ早く使用してください。
人工授粉の期間は品種の混植程度で変わりますが、1週間ぐらい続きます。
使い切らなかった調整花粉は、短期間でもそのつど冷蔵庫に保管してください。
また、調整花粉は長期保存できませんので、使用する分だけ調整してください。

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