《畑作物》小麦雑草「イタリアンライグラス」の対策について

ページ番号2001734  更新日 平成22年6月17日

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質問内容:

小麦雑草の「イタリアン」、正式名称分かりません。除草対処方法について教えてください。

回答:

イタリアンライグラス(ネズミムギ)は、イネ科の草で繁殖力が強く牧草に用いられています。麦と同じイネ科のため、除草剤での対応は播種後の土壌処理剤になりますが、抑えきれないことが多いので、以下の対策を検討してください。
A 連作をやめて、水稲を取り入れる。
この場合、水稲を2作以上作付けすることが必要です。
B 連作をやめて、大豆などを作付けしてイネ科用除草剤で退治する。
C プラウ耕による深耕を行う。
D 小麦収穫後の休閑期に非選択性除草剤を散布し、次作の雑草を減らす。
周辺の作物に除草剤がかからないように特に細心の注意をはらいましょう。
E 休耕期間中の湛水処理
休耕期間中に湛水を行うと有効な場合がありますが、ある程度の水温と十分な期間が必要とされ、中途半端に行って逆に被害が増える場合も散見されるので、東北地方ではリスクが伴いおすすめできません。

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