《奥州》人物紹介『「もも」と「さくらんぼ」で地元農業を盛り上げたい! 阿部真子さん』

ページ番号2011668  更新日 令和7年4月15日

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 金ケ崎町で「もも」と「さくらんぼ」を栽培する若手果樹農家・阿部真子(あべまこ)さんをご紹介します。

 真子さんが果樹栽培に興味を持ったのは、大学在学中に山形県で体験した果樹園の実習がきっかけでした。果実が実るまでの丁寧な管理作業や、収穫の喜びを肌で感じ、「自分もこういう仕事がしたい」と農家を志しました。そして同時に、「自分の育てた美味しい果物を、地元・金ケ崎町の方々にも味わってもらいたい」という強い想いを持ったそうです。

阿部真子さんの写真
阿部真子(あべまこ)さん

 大学卒業後は、山形県の果樹農家で3年半の研修を受け、「もも」と「さくらんぼ」の栽培技術を基礎から学びました。最初は剪定や病害虫の管理、排水対策、天候による影響など、戸惑うことや苦労も多くありましたが、日々の経験を通して少しずつ判断力と観察力を磨いてきました。

 そして令和6年、地元・金ケ崎町に戻り、自らの園地を構えて果樹栽培をスタートしました。現在は、「あかつき」「川中島白桃」など13品種の「もも」45アール、「佐藤錦」「紅秀峰」など「さくらんぼ」20アールを管理しています。

 日々の作業では「苗木の小さな変化も見逃さないよう、じっくり観察すること」を大切にしており、果樹にとって心地よい環境づくりを心がけているそうです。

苗木を定植する様子
苗木定植作業の様子

 定植した「もも」と「さくらんぼ」は、今後収穫を迎えます。「まずは、自分が育てた果物をたくさんの人に食べてもらいたい。そして、金ケ崎町の農業をもっと元気にしていきたいです!」と笑顔で語ってくれた真子さん。そして、「観光果樹園として人が訪れやすい園地づくりや、SNSを活用した発信などにも取り組み、地域と農業をつなげていきたいです!」と今後の目標についても語ってくれました。

 これからの真子さんの活躍がますます楽しみです。当センターではチャレンジを続ける真子さんを今後も支援し、一緒に地域農業を盛り上げていきます。

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