《奥州》人物紹介『地域を担う若手野菜生産者 奥州市佐々木宏樹さん』

ページ番号2010350  更新日 令和5年11月20日

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 奥州市胆沢でピーマンとにんじんを大規模に作付されている佐々木宏樹さん(39歳)を紹介します。

 宏樹さんは、自分の裁量で仕事ができ、努力次第で大きな収入アップを目指せる農業に魅力を感じ、30歳で会社勤めから農業の道を選びました。

 就農初年度は、10aの畑を借り入れ、露地ピーマンの栽培をスタートしました。書籍などを参考にしながらピーマンを栽培しましたが、実際にその通りになることはほとんどなく、農業の難しさを知った1年だったとのこと。一方で、近所の農業者からのアドバイスで気づきがあり、他の生産者との交流から学ぶこともあったとのことです。

 以来、ピーマンのトンネル作型にもチャレンジしながら露地の規模を拡大していき、就農4年目には、約1haのビニールハウス群(計32棟)、通称“ピーマン団地”のうち、8棟(26a)を借りて、ハウスピーマンの栽培も始めました。また、周年を通して作業をするため、ピーマンとの作業競合が少ないにんじんなど、様々な野菜の栽培にも取り組んでいます。ピーマン団地への加入をきっかけに、夫婦で手を取り合い、子育てと両立しながら営農を続けています。

 就農7年目には、自宅の近くにハウスを12棟(30a)建て、そこでの栽培に一本化しました。その年には、ピーマン団地で学んだことを活かし、自己最高の販売額を達成しました。

 さらに、就農8年目となる令和4年度は、ピーマンでは県内初となるJGAP認証を取得し、新たな出荷先との取引も始まっています。

 現在はピーマン1ha、にんじん3haと、JA岩手ふるさと管内でもトップクラスの経営規模となっています。新しいことに次々とチャレンジしている宏樹さんの今後が楽しみです。

(文:奥州農業改良普及センター)

佐々木宏樹さん

奥州市 佐々木宏樹さん

ピーマン

ハウスで栽培しているピーマン

にんじん

広大なにんじんの圃場

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