農業女子グループ「農家のお嫁さんクラブ」の取組を紹介!

ページ番号2006728  更新日 令和5年2月17日

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私達は奥州市江刺でトマトの生産をしています。

そんなトマトをこよなく愛する農家のお嫁さん3人でグループを作りました。

皆様にトマトのおいしさをお届けしたい…そんな思いで結成し、令和4年より活動を開始しました。

それぞれJAへの出荷がメインですが、JAに出荷するトマトは、消費地での日持ちを良くする為、薄く色がついたものを出荷しています。輸送中に傷んだり、潰れて汁が出る恐れのある完熟してしまったトマトは出荷できません。しかし完熟のトマトこそ美味しいのに…そんな完熟したトマトの美味しさを、なんとか皆様へお届けしたい。そこで完熟したトマトをジュースにすれば、傷みや潰れを心配せずにおいしさを届けられるのでは?と考え、トマトジュースを開発すべく、今回の企画を発案しました。

目標は、「完熟の味にこだわったジュース」の開発による、「江刺の野菜と農業の魅力発信」です。そのために、令和4年度幸せ創る女性農林漁業者育成事業を活用し、まずは、市場調査を行いました。宮城県仙台市の農産物直売所や販売店、県内一関市の農産物直売所を視察し、販売されている商品のパッケージデザインの調査を行いました。この調査結果を元に、店頭に並んでいる際に目を引く商品を目指します。

 

農家のお嫁さんクラブ01
農産物直売所視察先(一関市)で記念撮影

 

次にトマトジュースの試作品の作成を行いました。トマトジュースの試作品は、私達の圃場からほど近い「宮守川上流生産組合(遠野市)」さんに依頼して作りました。試飲会・感想アンケートについては現在検討中です。

 

農家のお嫁さんクラブ02
宮守川上流生産組合加工場にてトマト搬送の様子

 

また、飲むだけでなく料理にも活用してもらえるように、トマトジュースを活用したレシピの監修を依頼しました。レシピの監修は、日頃取引のある飲食店の「ときよじせつONODERA(北上市)」さんに依頼し、アドバイスいただいたレシピを実際に作り試食しました。お披露目できるのが待ち遠しいです。

 

農家のお嫁さんクラブ03
ときよじせつONODERAさんにて店主小野寺さん(中央)と記念撮影

 

更に、ラベルの作成方法習得を目指し、あたたかみのあるイラストが完成イメージにぴったりである「アートエリーズ(宮古市)」さんに、ラベル作成の講師を依頼し研修を行いました。

今後は、美味しさを届ける写真の撮影を、日頃親交のある「MOVIE NATIVE(奥州市)」さんに、撮影技術を指導いただく予定です。

私達が目指す「完熟の味にこだわったジュース」をお客様にお届けできるよう、検討を続けていきます。

 

 

このページに関するお問い合わせ

奥州農業改良普及センター
〒023-1111 岩手県奥州市江刺大通り7-13
電話番号:0197-35-6741 ファクス番号:0197-35-6303
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