《奥州》人物紹介「頑張る農業ダンシ 奥州市 伊藤卓哉さん」

ページ番号2003975  更新日 令和6年3月13日

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 奥州市江刺で農産物の栽培と加工品開発に取り組む伊藤卓哉さん(43歳)を紹介します。

 

 卓哉さんの実家は農家ですが、最初は農業以外の分野にチャレンジしてみたいと高校卒業後、製造会社での勤務を経て運送会社に就職。会社で働きながら、父親が代表を務める「農事組合法人 上小田代(かみこだしろ)」のホームページの運営や通信販売を手伝っていました。また、会社でも農産物の集配等を担当しているうちに、「いつか自分も農業をやりたい」「自分が作ったものを好きなように販売してみたい」と思うようになり、令和3年3月に同法人に雇用就農しました。

 

 同法人では、水稲18ha、大豆8ha、きゅうり35a、加工用トマト10a、しょうが30a、とうもろこし(ホワイトショコラ)3aを作付けしています。

 卓哉さんは「商品開発・営業部長」としてしょうがやとうもろこし等の栽培管理を行うほか、生産物の加工から販売に係る一切の業務を担っています。特にも「しょうが」は、九州地方でシロップが流行していることに着目し、「寒い東北地方で冬に販売したらウケるのではないか」と6次産業化にもチャレンジ。昨年シロップと粉を産直やインターネット上で販売したところ、消費者から「とてもおいしかった!」「次はいつ入荷するの?」と好評の声が多かったことから、今年は昨年の10倍の面積に栽培を増やしています。

 

 今後、6次化商品の拡大に向け、市の補助金を活用した機器整備やギフト開発、地元飲食店とのコラボによる新商品の開発検討など、余念がない卓哉さん。「将来は魅力ある商品の開発で冬場の雇用を生み出し、常時雇用の拡大と次世代の担い手を確保して、地域を盛り上げていきたいですね。」と目を輝かせます。

写真:伊藤卓哉さん

伊藤卓哉さん

生姜シロップ、ホワイトショコラ

卓哉さんが手掛ける生姜シロップ、ホワイトショコラ

(奥州農業改良普及センター 佐藤亮太)

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