《奥州》私が伝授したい農業・農作業・経営のコツ（2） ～指導士による技術伝承研修会を開催～

　胆江地方農業農村指導士会は、6月11日に指導士が得意分野とする「コツ」を伝える研修会の第二回を開催しました。

　今回は、奥州市の青年農業士・佐藤祐太氏が講師となり、農業経営の段取りをテーマに新規就農者3名が参加しました。

　「定植作業を雇用者に依頼する時は、作業に集中できるように苗や支柱を事前に準備しておく」「作業日誌には、次の作業予定を書く」等の段取りのコツが説明されました。また、「計画的に作業を行うと心に余裕が生まれ、事故が減る」「低コストを勘違いせず、収量を取るための経費を惜しむな」等、経営に必要な心構えを教わりました。

　参加者からの「家族と意見が食い違う時の対処方法」「冬季間の作業」等の質問に講師が一つひとつ丁寧に回答し、地域や品目の垣根を越えた対話型の良い研修会となりました。

　今後も、 普及センターでは指導士会と連携し、新規就農者のスムーズな経営を支援していきます。