《奥州》大豆跡のライムギ栽培で粗飼料確保を目指す!
~飼料高騰対策の一取組~
奥州市江刺で、大豆生産経営体と畜産経営体が協働し、大豆の後作に「ライムギ」を作付けする二毛作の実証を行っており、5月4日に収穫を迎えました!
この実証は、大豆の連作障害の回避と自給粗飼料の確保など、両者にメリットが期待できる取組として注目されています。
また、肥料高騰対策として、化学肥料を標準施肥量の1/2にした区も設け、生育や収量を調査しました。
今年は消雪が早く、日照時間も長かったことから生育は順調で、4月下旬に出穂期を迎えました。収量調査結果では、施肥量を1/2にしても乾物収量に大差はありませんでした。
ライムギを収穫した畜産経営体からは、「試しに収穫後すぐ給与したところ、牛の嗜好性は良好」と好感触が得られました。今後、ライムギはサイレージにして牛に給与する予定にしており、普及センターでは飼料分析と嗜好性を調査し、その結果を畜産経営体や関係機関に広くお知らせしていきます。
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