《大船渡》三陸沿岸道路を使う際は是非とも来ておでんせ～大槌町農水産業復興の拠点 母ちゃんハウスだぁすこ沿岸店～

まもなくオープン10年目を迎える母ちゃんハウスだぁすこ沿岸店

　三陸沿岸道路・大槌インターチェンジ出口を降りてすぐ正面にある大槌町沿岸営農拠点センター内に、母ちゃんハウスだぁすこ沿岸店（以下、沿岸店）があります。平成28年1月にオープンした沿岸店は、地域住民の買い物やコミュニティ形成の場所として機能しながら、東日本大震災津波からの復興に貢献してきました。
　産直エリアと食堂エリアに分かれた店内は、11名のスタッフの明るく元気な笑顔で満ちあふれており、多くの来店者でにぎわっています。

農産物や海産物、ジビエや地酒まで豊富な品揃えの産直エリア

　産直の主力商品である農産物は、春はホウレンソウや山菜に始まり、夏にはピーマンやキュウリなど定番野菜をはじめ、特産の夏大根や調理用トマトなどが来店客を楽しませてくれます。秋から冬にかけては玉ねぎや大根、キノコ類やりんごに加え、品薄解消のため産地間交流をしている全国各地のJAからの商品が陳列されます。
　冬には地元の生産者で組織される大槌酒米研究会が生産した「吟ぎんが」や「銀河のしずく」を用いて醸造された新酒が陳列棚を賑わせます。また、最近では令和6年に国産ジビエ認証施設として東北で初めて認証を受けた町内のMOMIJI株式会社が手掛ける鹿餃子や鹿めしなどもご当地商品として話題沸騰中です。
 

母ちゃんの味が味わえる日替わり定食が人気

　食堂エリアでは、スタッフの母ちゃん達が知恵と愛情を結集して提供するご飯おかわり無料の「母ちゃん日替わり定食」が一押しです。地元生産者から仕入れた旬の新鮮野菜を使い、家庭的な味と栄養バランスの良さ、リーズナブルな価格とあってリピーターも多く来店します。また、大槌町発祥で有名な「大槌磯ラーメン」は、あっさりとしたスープと柔らかな麺に、三陸産のワカメやフノリを使った優しい味わいが特徴で人気のメニューです。

お客様が安心して購入できる商品を提供するために

　店長の阿部さんからは、「産直のメインとなる野菜は、農薬適正使用講習会などを通じた生産者のレベルアップのほか、出荷前にスタッフが栽培日誌のチェックを徹底するなど、お客様が安心して購入できる商品を提供するよう取り組んでいます。」と店舗運営で心掛けていることを教えて頂きました。

　東日本大震災からの復興とともに歩んできた沿岸店は、令和7年1月に10年目を迎えます。地域の玄関口として今後も地域内外に愛され続ける店舗を目指して日々営業しています。三陸沿岸道路を使う際は是非とも沿岸店に来ておでんせ！