《大船渡》人物紹介「美味しく、新鮮ないちごを地域へ届けたい 千葉勝久さん」
今回は、陸前高田市でいちごの生産・販売を行う合同会社Hs farm代表の千葉勝久さんを紹介します。
同市出身の千葉さんは、水産高校を卒業後、関東や中部地方で働いていましたが、平成21年に帰郷し、知り合いに誘われJAおおふなとで農業に携わる仕事を始めました。
その後、平成28年から、JAおおふなとアグリサービスのいちご部門で、栽培技術を磨き、令和4年11月に、アグリサービスで一緒に働いてきたメンバー達と合同会社Hs farmを立ち上げ、その代表を務めることになりました。
そんな千葉さんは、「美味しく、新鮮ないちご栽培」と「働きやすい職場づくり」を心掛けた法人経営を行っています。
栽培では、糖度を高めるために水分調整をしながら、味にこだわったいちごを生産しているほか、1棟40aの広々としたハウスで、作業姿勢の改善が図られる高設栽培を導入し、作業性や労働環境を重視した生産にも取り組んでいます。
販売は、美味しいいちごを新鮮なうちに消費者に提供したいとの思いから、主として近隣のスーパーや直売所で販売しています。
直売所はハウスに併設しており、新鮮ないちごを求めて地域の方々がやってきます。他にも、市内のケーキ屋さんへも販売しており、地域との関わりが深いことが分かります。今では、市内だけではなく、内陸部のスーパーからもいちごを求められるようになるなど、品質の良さが販路拡大につながっています。
千葉さんは、従業員にしっかり利益を還元したいという思いを持ちながら、将来的に後継となる人材の育成も視野に入れています。法人設立からまもなく1年、会社のさらなる飛躍が期待されます。
(文:大船渡農業改良普及センター)
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