《二戸》人物紹介『園地を守り、美味しい!を届けたい(苅谷 恭子さん)』

ページ番号2011528  更新日 令和7年3月13日

印刷大きな文字で印刷

 軽米町でりんごやブルーベリーを生産している苅谷果樹園の園主、苅谷恭子(かりや ちかこ)さんをご紹介します。

 苅谷さんは、就農前は自動車関連の会社に勤めており、農業経験はありませんでした。ところが、果樹園を営む家族の高齢化を目の当たりにし、園地を守りたいという使命感と家族の願いもあり、長年勤めた会社を退職。果樹園を継承するため、平成30年4月に就農しました。

 と言っても、何もかも初めての経験。就農当初に苦労したことを尋ねると、「専門用語が全く分からなくて、まるで異国に来たみたいでした!」と真っ先にお話しする苅谷さん。数多の壁にぶつかりながらも、家族や他の生産者から積極的に教わり、苦難を乗り越えてきました。

 そんな中、就農して3年が過ぎようとしていた頃、苅谷さん自身に気持ちの変化が起こります。「会社は3年勤めれば色々できるようになるけど、農業は全く違う。受け身のままでは10年経っても何も変われない。」と、農業経営者として変化の必要性を感じ、令和3年にいわてアグリフロンティアスクールを受講。現地研修などで様々な現場に行き、多くの農業経営者に出会ったことで、「苅谷果樹園のことを、もっと自分の言葉や行動で発信していきたい。」と考えるようなりました。

 今では、自園で生産したりんごを使ったジュースの販売や、四季折々の園地の変化をSNSに投稿するなど、苅谷果樹園の魅力発信にも取り組んでいます。

 「お客様が喜んでくれる美味しいものを生産したい。そして、良いものをつくることで、苅谷果樹園で働く人が明るく自信を持てるようにしたい。」

 強い信念のもと、今日も全国各地のお客様へ苅谷果樹園のりんごが届けられています。

 就農8年目となる本年は、管理技術のさらなる向上、そして『もっと美味しいもの』を届けるため、これまでの学びをアウトプットしていきたいとのこと。

 二戸農業改良普及センターでは、前進し続ける苅谷恭子さんをサポートしていきます!

あ
苅谷 恭子さん
い
りんごの管理作業に取り組む苅谷恭子さん

このページに関するお問い合わせ

二戸農業改良普及センター
〒028-6103 岩手県二戸市石切所字荷渡6-3
電話番号:0195-23-9208 ファクス番号:0195-23-9387
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。