《二戸》産地・産直等紹介『なくてはならない地域の大事なお店です』
国道340号と395号の合流地点にある「ミル・みるハウス」は、株式会社軽米町産業開発が運営する施設で、売店部、レストラン部、産直部の3部門で構成されています。
以前は「ミル・みる会」と呼ばれる生産者の自主組織が、産直部門を運営していましたが、生産者の高齢化等を背景に、2019年から産直部が農産物の受託販売を行っています。

軽米町の特産品「さるなし」!
軽米町の特産品の一つが、ベビーキウイとも呼ばれる「さるなし」。昭和59年頃から、町の特産品として本格栽培されるようになり、様々な商品が開発されています。
店内には、ジャムやスイーツ、ジュースやアルコール飲料に至るまで、多くの商品がラインナップされています。そのパッケージを彩るのが、可愛らしいさるなしのキャラクター「さるなっし~」。地元の小学生が考案したアイディアから誕生したキャラクターが、たくさんの商品を盛り上げています!
まだまだあります、人気商品
軽米町といえば、根菜類の産地でもあります。商品には、ながいも、ごぼうがあり、中でもごぼうは破格の安さで衝撃的です。果樹では、りんごの生産が盛んで、取材時には、多くのりんごが並んでいました。また、古くから食用菊の産地でもあり、菊の花の鮮やかな黄色や紫色が目を引きます。
特産品として忘れてはいけないのが、アマランサスやひえ、あわといった「雑穀」です。売店部には、食べやすく加工された商品が数多く取り揃えられ、その種類の多さに驚かされます。
加工品も、キムチや卵焼きといった惣菜から、ケーキやだんご類の和洋菓子まで美味しそうな品揃えで、加工品目当てに八戸からいらっしゃるファンもいるそうです。





地元にとって、なくてはならないお店
産直の課題の一つに、葉物を中心とした冬場の農産物不足があげられます。対策として「地元の生産物にこだわらず、仕入れ商品を販売し、地域に住むお客さんに喜ばれています」と語るのは、株式会社軽米町産業開発の戸田沢営業推進課長。元々あった商店が撤退し、ミル・みるハウスは、地域住民の生活に欠かせない商品供給の重要な役割を果たしているそう。地元産100%の商品を取扱う産直から、時代に応じた業態に変化していました。
毎年秋には、「感謝祭」と「さるなし収穫祭」を開催し、特徴ある商品を揃えるアットホームな産直。皆様もぜひ足を運び、「かるまい」を感じてみてはいかがでしょうか?
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