《二戸》 人物紹介 『農業の魅力を全世界へ』

ページ番号2007287  更新日 令和6年3月13日

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一戸町で就農に向け研修している駒木啓佑さん(33歳)をご紹介します。

 駒木さんは、ベトナムでアパレル関係の仕事に従事し、いつかは同業界で起業・独立することを計画していましたが、コロナ禍で生産や輸出入が止まったことをきっかけに、帰国することになりました。

 一方、一戸町にある祖父母の農地が高齢のため維持できなくなり遊休状態が続いていると家族から伝え聞くなかで、いずれは継がなければならないと感じていた農地を活用し、農家として独立するのも面白い選択だと考えました。そこで、令和4年度から就農準備資金を活用し、就農に向けた準備として「株式会社一戸夢ファーム」で研修を始めました。

 研修先の「株式会社一戸夢ファーム」は、一戸町や農業者が出資する新規就農希望者や農業後継者のための研修機関で、野菜や花きの栽培管理方法などを学びながら自分に適した品目を見つけ、技術を習得し、農業経営の力を養う研修の場です。

 研修1年目の昨 年はりんどう、トマト、カリフローレ、長ねぎ、山菜などの様々な作物の栽培管理研修、実地研修としてりんどう生産者の下で収穫~出荷作業、冬期間は土づくりや病害虫に関する座学研修などで、技術を磨き、知識を蓄えました。研修2年目の今 年は自ら立てた栽培計画に基づきカリフローレの栽培から出荷までを行い、経済性について見識を深めています。

 来春にはりんどうを中心に就農予定です。農業に対する夢は、『一般的に「きつい」、「汚い」といったものや「儲からない」というイメージが強いかと思います。肉体労働なのできつい面もありますし、自然相手なので多少汚い部分もあるけれど、必ずしも儲からないわけではないと思っています。まずは一人前の農家として利益を上げられるようになり、若い世代の移住・定住促進コンテンツとしての農業をアピールしていきたいです』とのこと。

 駒木さんが一人前の農家として安定し、趣味や生活も楽しみながら、農業の魅力、りんどう・カリフローレの魅力を全世代・全世界にアピールしていけるよう皆で応援しています!

写真:一戸町で就農に向け研修している駒木啓佑さん1

写真:一戸町で就農に向け研修している駒木啓佑さん2

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このページに関するお問い合わせ

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